帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹は、かつて水痘にかかった方が発症する可能性のある病気で、痛みを伴う皮膚の発疹が特徴です。特に高齢者や免疫力が低下している方にとって、重症化するリスクがあります。

【接種対象者】

任意接種(全額自己負担)

• 50歳以上の方

• 医師が必要と判断した方

定期接種(接種券ご持参にて半額負担)

• 2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に65、70、75、80、85、90、95、100歳(※2)となる方も対象となります。

• 接種日時点で60歳以上~65歳未満であってヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能障害の程度が身体障がい者手帳1級に、相当する者

※2:100歳以上の方については、令和7年度に限り全員対象となります。

※既往歴(心臓病、肝臓、腎臓、血液疾患など)がある方は必ずかかりつけ医より事前に接種が可能であるか確認して下さい。

【接種開始日】

令和7年6月より開始

【接種予約可能日】

• 毎週火曜日9:30〜11:30、15:00〜16:00

• 毎週金曜日15:00〜16:00

【ワクチンの種類】

シングリックス(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)のみの取り扱い

※2回接種が必要(1回目より2ヶ月以上間隔を空けて)

【帯状疱疹ワクチンの種類】

※当院では予防効果が高いシングリックスのみを取り扱っています。

  乾燥弱毒性水痘ワクチン「ビケン」 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」
接種回数 1回 2回
接種間隔 (同種)-
(他種)
他の生ワクチンを接種した日の翌日から27日以上
1回目から2か月以上の間隔を空けて2回目を接種。
ただし、6か月以内の接種が望ましい 他のワクチンとの接種間隔に定めはない
接種方法 皮下注射 筋肉内注射
接種時の痛み あまり痛くない 痛みあり
副反応 ほとんどない 発熱、筋肉通、疲労感など
接種できない方 病気や治療によって免疫が低下している方は接種不可 免疫の状態に関わらず接種可能
接種に注意が必要な方 輸血がガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、
大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6カ月以上おいて接種すること
筋肉内に接種するため、血小板減少症や凝固障害を有する方、
抗凝固療法を実施されている方は注意が必要
発症予防効果
接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年時点 7割程度の予防効果

【費用】

・定期接種:1回 ¥11,000→(高槻市より郵送された接種券をおもちの方)

※注意:1回目接種を1月末までに受けていただかなければ2回目接種が定期接種対象外となり全額自己負担となりますのでご注意ください。

※定期接種にて無料接種券の対象の方は事前に高槻市保健所保健予防課の窓口にて事前申請が必要です。

・任意接種:1回 ¥22,000

・高槻市以外のお住まいの方で定期接種希望の方は全額自己負担¥22,000となります。

・予診のみ(当日接種できないと判断された方) 初診¥1,650 再診¥1,100

【接種時の注意点】

◆接種できない方

・接種前に発熱している方

・重篤な急性疾患に罹っている方

・接種を希望するワクチンの成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方

◆接種要注意な方

・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患がある方

・予防接種を受けて2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギー症状があった方

・痙攣を起こしたことがある方

・免疫不全と診断されている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる方

・接種を希望するワクチンの成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方

・血小板減少症や凝固障害を有する方及び抗凝固療法をされている方

【予約方法】

お電話または当院のウェブサイトからご予約ください。

帯状疱疹ワクチンは、発症リスクを大幅に減少させる効果があります。ぜひこの機会にご検討ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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