フードアレルギー検査219項目

バランスの良い食事を心がけているのに肌の調子が良くならない、特定の食材を食べると体調が悪くなるなどと感じたことはありませんか?

これらは潜在性のフードアレルギーが原因かもしれません。気になる症状がある方は、フードアレルギー検査を受けてみることをおすすめします。

フードアレルギーとは?

通常、人の体には免疫機能が存在します。

これは生まれた時から備わっているもの(自然免疫)と、ワクチンや実際に感染することで後天的に獲得していくもの(獲得免疫)の2種類があります。

これらの免疫機能が体外の異物(細菌やウイルスなど)が体内に侵入するのを防ぎ、感染症にかからないように働きます。

フードアレルギー(食物アレルギー)とはある特定の食物に対して体が異物と勘違いし、本来はウイルスや細菌などと闘う免疫反応が、その食材に対して過敏に働いてしまうことをいいます。

フードアレルギーの種類

フードアレルギーには即時型と潜在型(遅延型)があります。

即時性アレルギー

アレルギーの原因である食物を摂取してから、約30分後~1時間後に症状が出現します。

よく見られる症状は、くしゃみ、蕁麻疹、発赤、喘鳴(ゼイゼイとした呼吸)などがあり、重度の場合アナフィラキシーショック(呼吸困難、血圧低下、意識障害など)を発症して命にかかわる危険性もあります。

一般的に赤ちゃんから高齢の方まで年齢を問わず発症しますが、大人になるにつれて自然に治癒することが多いのが特徴です。

潜在型アレルギー

食後に症状を知覚することはほとんどありません。

そのため、アレルギーの原因となる食材を長期間食べ続け、体内の細胞で少しずつ炎症が起こり、成人になってから症状が突然現れることがあります。

潜在性アレルギーの症状には一般的に知られているアレルギー症状に加えて、様々な器官が影響を受けて出現する症状も含まれています。

アレルギー症状とは気づかず、適切な治療が遅れることも多くあります。下の表は潜在性アレルギーの症状の一部になります。

皮膚 にきび、湿疹、多汗、目の下のくま など

呼吸・循環器系

喘息、鼻水・鼻づまり、咽頭炎、慢性的な咳、息苦しさ、胸痛、血圧変動、動悸 など

筋骨格系

関節痛、筋肉痛、倦怠感 など

泌尿器生殖系

排尿障害、膣の痒み、おりもの増加、生理痛 など
消化器系 腹痛、下痢・便秘、悪心、ガス など
神経系 情緒不安定、集中力の低下 など

フードアレルギー検査とは?

フードアレルギー検査とは、潜在性アレルギーの有無を検査するものです。

日本国内で一般的におこなわれているアレルギー検査は即時型アレルギーの有無を調べるもので、潜在性アレルギーの検査をおこなっている機関はとても限られています。

野田皮フ科クリニックでは、以下の219項目の食物に対する潜在型アレルギー検査をおこなっております。

また、現在のアレルギーの原因となっている食物のみに限らず、将来アレルギーをおこす可能性のある食物も特定することが可能です。

ナッツ・豆類・種子 アーモンド、ソラマメ、サヤインゲン、キドニー豆、カシューナッツ、栗、ヒヨコ豆、ココナッツ、銀杏、緑豆、エンドウ豆、ピーナッツ、ピスタチオ、菜種、あずき、ゴマ、大豆、西洋クルミ、白インゲン豆、ブラジルナッツ、キャロブ、フラックスシード、ヘーゼルナッツ、レンズ豆、マカデミアナッツ、松の実、ヒマワリの種、タイガーナッツ

肉類

牛肉、鶏肉、馬肉、ラム、豚肉、カモ、ヤギ、ウズラ、ウサギ、七面鳥、ヴィール(子牛肉)、鹿肉、イノシシ肉

魚介類

シーバス(スズキ目)、ハマグリ/アサリ、タラ、カニ、ウナギ、サバ、タコ、カキ、鮭、イワシ、ホタテ貝、鯛、エビ、イカ、マグロ、アンチョビ、カメノテ、鯉、キャビア、赤貝、コウイカ(スミイカ)、メルルーサ、ニシン、ロブスター、アンコウ、ムール貝、シーパーチ(スズキ亜目)、カレイ、マテ貝、シタビラメ、メカジキ、マス、ヒラメ

乳製品・卵

ゼイン、チーズ(ミックス)、卵白、卵黄、牛乳、ホエイ、ヨーグルト、α–ラクトアルブミン、β–ラクトグロブリン、バッファロー乳、ヤギ乳、羊乳
グルテンを含む穀物 大麦、デュラム小麦、グリアジン(グルテン)、オート麦、ライ麦、スペルト小麦、小麦、小麦ふすま、麦芽
グルテンを含まない穀物 ソバの実、トウモロコシ、キノア、白米、アマランス、ミレット(キビ)、タピオカ
フルーツ リンゴ、アボカド、バナナ、ブルーベリー、チェリー、ブドウ(ミックス)、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、メロン(ハニーデュー)、オレンジ、桃、洋梨、パイナップル、イチゴ、スイカ、アプリコット、ブラックベリー、ブラックカレント(カシス)、クランベリー、デーツ、イチジク、グアバ、ライム、ライチ、マルベリー、ネクタリン、パパイヤ、プラム、ザクロ、レーズン、ラズベリー、レッドカレント、ルバーブ、タンジェリン(みかん・ポンカン)
海藻・野菜 寒天、わかめ、アスパラガス、ナス、ビート(てんさい)、ブロッコリー、ニンジン、カリフラワー、セロリ、キャベツ、キュウリ、ニンニク、ショウガ、昆布、リーキ(西洋ネギ)、レタス、もやし、マッシュルーム、オリーブ、タマネギ、ピーマン(ミックス)、ジャガイモ、かぼちゃ、ラディッシュ、ほうれん草、サツマイモ、トマト、カブ、スピルリナ、アーティチョーク、芽キャベツ、赤キャベツ、チャード(フダンソウ)、チコリ、ルッコラ、エシャロット、バターナッツかぼちゃ、クレソン、キャッサバ
ハーブ・スパイス

バジル、赤唐辛子、シナモン、カレー粉、マスタード、パセリ、コショウの実、ペパーミント、バニラビーンズ、アロエベラ、アニシード、ベイリーフ(月桂樹の葉)、カモミール、ケイパー、カイエン、クローブ、コリアンダー、クミン、ディル、フェンネル、朝鮮人参、ホップ、リコリス(甘草)、マージョラム、スペアミント、ネトル(西洋イラクサ)、ナツメグ、ローズマリー、サフラン、セージ、タラゴン、タイム

その他 カンジダ、サトウキビ、カカオ豆、コーヒー、ハチミツ、紅茶、緑茶、製パン用イースト、醸造用イースト、トランスグルタミナーゼ

フードアレルギーの検査方法と時間

フードアレルギー検査は少量の採血をおこない、血液中のIgG抗体を測定して、アレルギーの原因となる食物を特定します。

採血から結果が出るまで、およそ2週間~3週間程度かかります。

検査結果は、検査項目ごとにアレルギー反応の程度が表示され、アレルギーの原因を特定することができます。

上記のようなことがあって施術を受けられるかどうか心配な方は、ぜひ一度ご相談ください。

潜在性フードアレルギーの治療

潜在性フードアレルギー結果が陽性となった場合には、体内の免疫反応を鎮静化させるため、そのアレルギーの原因となる食物の摂取を避ける必要があります。

アレルギー反応が高い場合

強いアレルギー反応を示す食物については一定期間摂取を控え、体調や肌の変化を観察します。この期間は人によって様々ですが、長い場合には6カ月程度摂取を控え、その食物に対する抗体免疫が無くなるのを待つ必要があります。

アレルギー反応が低い場合

アレルギー反応が低い食物に関しても、摂取頻度が高いとアレルギー反応が悪化してしまうこともあります。同じ食材の連日摂取を控えたり、食品のメーカーを変えたりして、なるべく食物をローテーションして、悪化を予防していきます。

中には、食べた覚えのない食品にも、アレルギー反応を示す場合があります。この原因として考えられるのは、サプリメントや加工食品などに含まれていたり、タンパク質の構造が似ている同類食材を摂取し、気づかないうちに抗体ができていたというケースです。この場合には、自分で気づくことが難しいため、医師に相談しながら確実に原因食物を日々の食事内容から取り除く必要があります。

野田皮フ科クリニックでは、検査結果をもとに治療の進め方を一緒に考えていきます。結果や治療で分からないことは、分かりやすく説明いたしますので、安心して治療がおこなえます。

気になる方はぜひ検査を

野田皮フ科クリニックでは、30年以上の皮膚診療の実績から、検査のみではなく個人に合った治療や専門的なアドバイスを提供しております。

上記の症状に当てはまる方や、原因不明の体調不良に悩まれている方、現在自覚症状はないけれど今後アレルギーをおこす可能性のある食物を知りたいという方は、お気軽に当院にご相談ください。

フードアレルギー検査219項目の料金

フードアレルギー検査219項目

54,450円

120項目 38,720円

© 野田皮フ科クリニック