トリクロロ酢酸イボ治療Trichloroacetic Acid

トリクロロ酢酸とは酸の一種であり、タンパク質や核酸の変性作用が強いため、
直接イボのウイルスDNAを破壊し、イボが感染した組織を変性壊死させることができます。

イボは無治療でいると大きくなったり、他の部位や他人にうつることがあるので、早期に治療することが望ましいです。 イボの治療法には、他に冷凍凝固療法がありますが痛みが強いことが難点です。 トリクロロ酢酸の最大の利点は痛みが少ないことです。 イボが取れるまで通常、複数回治療が必要です。 2~3週間に1回来院していただく必要があります。 また、この治療は比較的古くから行われてきたイボの治療法ですが、保険適応がないため自費診療となります。

トリクロロ酢酸イボ治療

リスク・副作用

・水疱

・赤み、痛み、腫れ

症状は通常は1~2週間程度で落ち着くことが多いです。強い痛みや発赤が生じた場合はできるだけ早く受診してください。

注意事項

施術後6時間は入浴を避けてください。

トリクロロ酢酸が水に触れると、溶解して周囲の正常な皮膚に炎症を起こすことがあります。

以下の方は治療を受けることができません。

・妊娠中の方、授乳中の方 ・重大な既往歴のある方

・その他医師の診断により治療の適応でないと判断した場合

【使用する医療機器・医薬品について】

未承認医薬品等

この治療に使用するトリクロロ酢酸は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない試験研究用試薬です。

入手経路等

国内の医療用医薬品卸経由で納品しています。

国内の承認医薬品等の有無

同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品はありません。

諸外国における安全性等に係る情報

重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。

医薬品副作用被害救済制度について

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外になります。個人輸入の未承認の医薬品等に関する情報は厚生労働省のページをご確認ください。