フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーはどんな治療?

フラクショナルレーザーは、簡単に言うと人間が持つ自然治癒力を利用することで肌を治していくレーザー治療です。
主に傷跡やニキビ跡、クレーター、肌の凹みなどの改善に効果があります。
メカニズムとしては、皮膚にマイクロレーザーを照射し、肌に小さな穴を空けていきます。これで真皮層まで熱ダメージを与えることができます。
傷ついた皮膚は、その傷を修復しようと細胞分裂を行い、自然治癒力が高まり、コラーゲンが再構築・増殖して肌の若返りを図ることができます。
これによって、ニキビ跡やクレーターが目立たなくなっていきます。一度で治すことは難しく、繰り返し行うことで改善されていきます。
1人1人肌の状態は違いますから、医師が診察をし、肌状態に合わせて出力や穴の間隔、照射時間、回数などを細かく設定して治療をするため安心です。
フラクショナルレーザーの治療について
フラクショナルレーザーには、「アブレイティブ」と「ノンアブレイティブ」の2種類のタイプがあります。
「アブレイティブ」タイプは、「ノンアブレイティブ」タイプよりも出力が高いため、傷跡やニキビ跡などの改善効果がより高くなっています。
ダウンタイムは長めの治療ですが、少ない回数で効果が期待できます。
照射した部分は皮膚組織の再生が行われ、新しい表皮に入れ替わり、傷や凹みなどが改善されてハリのある肌になります。
効果について
傷跡やニキビ跡の改善
照射によって傷ついた肌が再生をはかり、傷痕やニキビ跡が目立たなくなる。
クレーターの改善
小さなものから大きなものまで対応可能。大きさや深さによるが照射によって皮膚の再生を促し、クレーターが目立たなくなる。
肌の凹みを改善
照射によって新たなコラーゲンが産生され、皮膚組織が再構築されることで凹みが目立たなくなる。
毛穴の開きや黒ずみなどの肌質改善
照射によって毛穴の皮脂や古い角質を取り除くことで、毛穴が引き締まり目立ちにくくなる。
小シワやたるみの改善
照射によって傷ついた皮膚が修復しようと細胞分裂を行い、再生を促すためコラーゲンが再構築されてシワやたるみが改善できる。
治療の流れ
カウンセリング・診断
お肌の状態をチェックし、お客様のお悩みもお伺いします。
最適な治療プランを提案いたします。
クレンジング・洗顔
治療前にクレンジングと洗顔でお化粧や皮脂を洗い落とし、お肌をキレイにします。
麻酔クリームを塗布
治療中に痛みを感じるため、施術前に麻酔クリームを塗ります。20〜60分ほどすると麻酔が効いてきます。
照射
お悩みの部分にフラクショナルレーザーを照射していきます。
治療終了・帰宅
施術後は照射部分を冷やすため、クーリングを行います。クーリングによってダウンタイムを軽減することができます。
施術時間は?
施術時間は15〜30分程です。
痛みはある?
フラクショナルレーザーは痛みが生じます。
ただ、麻酔クリームを塗布しますので、最小限に抑えることができます。
個人差があり、麻酔を塗っても人によっては軽い痛みを感じることもあります。
ダウンタイムはある?
ダウンタイムは一般的に1週間ほど続きます。
主に以下のような副作用が出ることが多いです。
- 痛み
- 赤み
- 色素沈着
- 一時的なニキビの増加
施術後は、赤みやほてりが起こり、ヒリヒリすることがあります。3〜4日程経つと落ちついて古い角質が剥がれてきます。
時間が経ってくると自然と剥がれますから、無理に剥がさないようにしましょう。
1週間経つと、肌にざらつきを感じることがありますが、それも少しずつ改善され、なめらかな肌になっていきます。
治療後は赤みが出て数日でかさぶたができることがありますが、ダウンタイムの期間や症状には個人差がありますから、あくまでも目安として考えておきましょう。
化粧は早くて翌日から可能です。
施術後のお手入れは?
施術後は自宅でお手入れをすることで、ダウンタイム期間を減らすことができます。
刺激の少ない保湿剤で保湿したり、優しく洗顔したり、化粧も優しく丁寧に行うのがいいでしょう。
患部に刺激を与えてしまうと炎症が起きたり、ダウンタイムも長引いてしまうので注意が必要です。
また、治療後は紫外線に敏感になります。日焼け止めを塗るなど外出時はケアが必要です。
施術頻度はどのくらい?
施術間隔ですが、1~2ヵ月に1回行い、3~5回程度続けるのがいいでしょう。
肌質や施術内容によって異なるため、こちらも回数や間隔には個人差があります。